上の写真は、鍵盤の横の部分の板の裏側だが、このような日付と文字が書いてあった。「1951」なのか「1959」なのかもよくわからないが、「4月12日」という日付は読める。漢字は「山田音??」・・・わかんない。
同じ型のオルガンで、製造番号が「19・・・・」の物が昭和11年とされていたのをリードオルガン修復師のサイトで見かけたが、ここにあるものは「158578」なので、万の位で4万若い。っていうか製造番号の見方がワカラナイのだけど・・・通し番号なの? それとも何かのコードなの・・・?
全体的には、木で作られたものであり、外側の筐体は家具のようなものでもある。また、音源のリードの振動を箱全体に響かせる点から言えば、共鳴箱でもある。ボンドを使わずに「木ねじ」のみで組み合わされているので、ネジを外せばやがてバラバラになってしまう。
木ねじは全て(−)が使われていたので、今回、組み立て直す際にはステンレス製の(+)のモノに変更する。完全修復のために近い将来、再度、分解修復をしたいのだ。
リードは、61×2=122本 あるわけだが、サビを落としたり、調整する等の繊細な作業は今回は、極力避けようと思っている。なぜなら、修復のための行程が多すぎるから、高度な集中力と技術、多大な時間を要する作業は、大まかな修復が終了した後に考えたい。とは言え、一番高音の、一番小さなリードが鳴らなかったので、この修復を試みたが、一個のリードの清掃、調整にかかる時間は下手をすると小一時間を要する。また、今のところリードを引き抜くための専用工具がないので、リードに関する作業は、今回はしないことにした。
鍵盤に関する作業も 今回は最小限にした。鍵盤は演奏者が最も繊細に触れ合う部分だから、弾きながら調整をしなければならないからだ。重さ、ストロークなどの調整が、今後必要。
おっと、暗くなってから行おうと思っていた作業が残っていた。空気漏れを起こしていた部分の隙間の充填を行ったのだけれども、暗くなってから懐中電灯を使っての空気漏れ箇所のチェックを行いたかったのだ。漏れのチェックは何であれ難しい。
世の中には修復の出来るモノと出来ないモノとがある。
脳細胞は死んでしまう一方ではあるが、感性は磨けば磨いただけのキレとコクが出るモノである。人生にはワビとサビの出るモノもある。ニラとレバの炒め物もある。